ヒヨと11人の王子サマ
「「「「「陣がいるから。」」」」」
『こうも揃われると気味が悪いですね。…てことは陣さんが帰ればみんなは帰りますか?』
「「「「「ブンブン」」」」」
『…動作も一緒ですか凄いですね。』
「あ、でも私たちもう帰るよ?遅いし。」
「そろそろ怒られる…。」
『かなり深刻そうな顔をしてますね…。でも女子二人をこんな夜道で帰るなんて物騒ですし……よし、氷月。よろしく。』
「…俺今風呂入ったばっかなんだけど。」
「大丈夫よ緋代。なんてったってあの警備員を負かせた神田華子がいるのだから。」
『それもそうですね!』
「え、俺が送るよ?女子二人は本当に危ないよ?」
「いいんです大丈夫ですよ冬さん。この子マジで強いんで。」
「いやいやでも…」
「はい!帰ろー!んじゃ、また明日…じゃなくて、明後日!」
そういえば今日は土曜日…。
『…はい!また明後日!』