ヒヨと11人の王子サマ
『ところで皆さん…食べ物はないですよ?6人の分しか無いですよ?』
「大丈夫。コンビニで買ってきたから。」
『それじゃあ陣さんもコンビニの食べてください。』
「……。別に一人増えてもいいだろ。」
『…いやまあそうですけど。…今育ち盛りが家に三人。もちろん私と氷月と茜です。』
「…余所者にあげる食べ物は無い。」
割と厳しいことを言ってしまううちの氷月くんでした。
「ねーたん!あしょぼ!」
「ねーたん!おままごと!」
…まだ料理が…あ、いい事思いつきました。どうせこんなにいるのだから…いいですよね。
『…あのお兄さん達に遊んでもらいなさい。』
「「キラリーン」」
目が光り出す双子は
駆けて行きました
「「にーたん!あーしょぼっ!」」
よし、これで落ち着いて料理が出来る。
『氷月、茜、由宇、沙弥、ご飯だよ。』
「…やっとか。」
「わ!今日はハンバーグだ!」
「「わー!!!」」
『……なんか、大丈夫ですか?』
「つ…かれた…。マジ辛い…。」
「…俺も下にいるけど、やっぱ大変だな。」
「……。」
…なんか約一名屍のようになっているのですが…。