社長、僭越ながら申し上げます!
社長室に入ると
パソコンに向かって社長が何やら打ち込んでいた
私は邪魔にならないように
部屋の端に置かれた秘書用の机の上でタブレットの操作を覚えていた
掛けておいたアラームが
『来客準備をせよ』と告げた
(MG食品専務、来客…)
データベースによると
MG食品は提携して手掛けた健康志向の方に受けたスポーツ飲料が前年度大幅に売れている…
(あ、あれか…)
自社製品だったので
何度か試したことがある飲み物だった
(私には甘すぎて…最近は飲んでないんだよなぁ)
そんなことを考えながら
来客用のソファーとテーブルを綺麗にしていると受付から連絡が来る
「はい、社長室」
「お疲れ様です受付です。MG食品専務と他2名様がいらっしゃいましたのでよろしくお願い致します」
「畏まりました。ご連絡有り難うございます」
内線を切って社長にそれを伝えると
「分かった有り難う
乃菊…コーヒーを頼む…それから…」
「畏まりました」
社長から指示された棚を開け
お茶請けを奥に用意してから
MG食品の専務をお出迎えして案内すると
給湯室に行った
自社製品の珈琲をドリップして持っていくと
和やかな談笑中だったので
会話の切れ目を見計らい珈琲を出した
「失礼致します」
並べていくと良い薫りが部屋に立ち込める
「イチダさんの珈琲かな?良い香りですな」
専務はニコニコしている
社長もニコニコしている
そこですかさず、最近MG食品が出した
ケーキみたいなバニラクッキーというお菓子をお茶請けに出し下がる
「御社が出してるお菓子にも良く合いますよ?
僕の最近のお気に入りのオヤツでして
秘書が常備しているんですよ」
「ほう…あ、確かにいいですね?
この珈琲の酸味がちょうど合うんですな…」
専務や同行の二人もご満悦な様子
(さすが社長…いつものお茶ではこのクッキーの良さは引き出されない
ましてや相手の製品…それは気分が悪いわけがない)
勉強になるなぁと
私は控えたデスクの上でメモを取った
その後も和やかな中に
新しい仕事の話を交えながら話す社長と専務と担当者らしい部下二人
(こうやって仕事が広がることもあるのか…)
ビジネスの話には秘書は立ち入らない
けれど、何を話したかは把握し
呼ばれれば必要なサポートをする
秘書は人を見て、話を聞いて分析して
『ボスが望むように動く』
それが仕事なのだと1日働いて感じた
パソコンに向かって社長が何やら打ち込んでいた
私は邪魔にならないように
部屋の端に置かれた秘書用の机の上でタブレットの操作を覚えていた
掛けておいたアラームが
『来客準備をせよ』と告げた
(MG食品専務、来客…)
データベースによると
MG食品は提携して手掛けた健康志向の方に受けたスポーツ飲料が前年度大幅に売れている…
(あ、あれか…)
自社製品だったので
何度か試したことがある飲み物だった
(私には甘すぎて…最近は飲んでないんだよなぁ)
そんなことを考えながら
来客用のソファーとテーブルを綺麗にしていると受付から連絡が来る
「はい、社長室」
「お疲れ様です受付です。MG食品専務と他2名様がいらっしゃいましたのでよろしくお願い致します」
「畏まりました。ご連絡有り難うございます」
内線を切って社長にそれを伝えると
「分かった有り難う
乃菊…コーヒーを頼む…それから…」
「畏まりました」
社長から指示された棚を開け
お茶請けを奥に用意してから
MG食品の専務をお出迎えして案内すると
給湯室に行った
自社製品の珈琲をドリップして持っていくと
和やかな談笑中だったので
会話の切れ目を見計らい珈琲を出した
「失礼致します」
並べていくと良い薫りが部屋に立ち込める
「イチダさんの珈琲かな?良い香りですな」
専務はニコニコしている
社長もニコニコしている
そこですかさず、最近MG食品が出した
ケーキみたいなバニラクッキーというお菓子をお茶請けに出し下がる
「御社が出してるお菓子にも良く合いますよ?
僕の最近のお気に入りのオヤツでして
秘書が常備しているんですよ」
「ほう…あ、確かにいいですね?
この珈琲の酸味がちょうど合うんですな…」
専務や同行の二人もご満悦な様子
(さすが社長…いつものお茶ではこのクッキーの良さは引き出されない
ましてや相手の製品…それは気分が悪いわけがない)
勉強になるなぁと
私は控えたデスクの上でメモを取った
その後も和やかな中に
新しい仕事の話を交えながら話す社長と専務と担当者らしい部下二人
(こうやって仕事が広がることもあるのか…)
ビジネスの話には秘書は立ち入らない
けれど、何を話したかは把握し
呼ばれれば必要なサポートをする
秘書は人を見て、話を聞いて分析して
『ボスが望むように動く』
それが仕事なのだと1日働いて感じた