社長、僭越ながら申し上げます!
「な、な、何コレ……」
扉を開いて見えたのは荒らされた部屋
ヒラヒラとカーテンが夜風に舞っていた
(閉めたはずなのに…)
乱雑に放り出された服、小物
荒らされた本棚……
見るも無惨な状態に
怖くて入り口で立ち尽くしていると
階段を駆け上る音が響いた
カンカンカン
「乃菊どうした!」
「しゃ…社長……」
私は震えながら部屋を指差した
「空き巣か…乃菊玄関にいて、ごめん入るよ」
社長は電気を付けて部屋を見回し
バスルームやトイレの扉を開く
「大丈夫、誰もいないから…入っておいで、すぐに貴重品だけ確認してごらん?警察に連絡するから」
「は…い…」
私は勇気を振り絞って部屋に隠してあった貴重品を確認した
「大丈夫?乃菊……」
「はい、だいぶ落ち着きました」
「しかし良かったね、あまり盗られてなくて」
「はい…」
幸い、盗られたのは少しのアクセサリーだけで
本当に大事な物は隠し場所にあったので盗まれなかった……気づかれなかったようだ
社長は警察の事情聴取にも付き合ってくれて
結局解放されたのは夜中の2時
「遅くまで申し訳ありませんでした」
「いやいや、オレが力になれて良かった……乃菊が一人で帰っていて犯人と乃菊が鉢合わせなんてことにならなくて良かった…」
社長は優しく頭を撫でてくれた
そのまま家に帰るのは怖くてどうしようかと考えていたが車で送ると言われ、私はおとなしく車に乗った
でも……
着いたのは知らないビルの地下エントランス
駐車場の先に車寄せがあった
(え?)
「あ、あの……社長?」
「着いたよ、乃菊……今日からここが君のお家だよ?」
湊さんに促されて降りた場所はビルかと思ったら
「お帰りなさいませ壱田様」
コンシェルジュが待機するマンションだった
「えええ?!!!」
そんなわけで、良く分からないままに
私は社長秘書になり、何だか業務外では
湊さんと呼ぶことになり……
空き巣被害にあった夜に
家まで新しく宛がわれることになりました…
扉を開いて見えたのは荒らされた部屋
ヒラヒラとカーテンが夜風に舞っていた
(閉めたはずなのに…)
乱雑に放り出された服、小物
荒らされた本棚……
見るも無惨な状態に
怖くて入り口で立ち尽くしていると
階段を駆け上る音が響いた
カンカンカン
「乃菊どうした!」
「しゃ…社長……」
私は震えながら部屋を指差した
「空き巣か…乃菊玄関にいて、ごめん入るよ」
社長は電気を付けて部屋を見回し
バスルームやトイレの扉を開く
「大丈夫、誰もいないから…入っておいで、すぐに貴重品だけ確認してごらん?警察に連絡するから」
「は…い…」
私は勇気を振り絞って部屋に隠してあった貴重品を確認した
「大丈夫?乃菊……」
「はい、だいぶ落ち着きました」
「しかし良かったね、あまり盗られてなくて」
「はい…」
幸い、盗られたのは少しのアクセサリーだけで
本当に大事な物は隠し場所にあったので盗まれなかった……気づかれなかったようだ
社長は警察の事情聴取にも付き合ってくれて
結局解放されたのは夜中の2時
「遅くまで申し訳ありませんでした」
「いやいや、オレが力になれて良かった……乃菊が一人で帰っていて犯人と乃菊が鉢合わせなんてことにならなくて良かった…」
社長は優しく頭を撫でてくれた
そのまま家に帰るのは怖くてどうしようかと考えていたが車で送ると言われ、私はおとなしく車に乗った
でも……
着いたのは知らないビルの地下エントランス
駐車場の先に車寄せがあった
(え?)
「あ、あの……社長?」
「着いたよ、乃菊……今日からここが君のお家だよ?」
湊さんに促されて降りた場所はビルかと思ったら
「お帰りなさいませ壱田様」
コンシェルジュが待機するマンションだった
「えええ?!!!」
そんなわけで、良く分からないままに
私は社長秘書になり、何だか業務外では
湊さんと呼ぶことになり……
空き巣被害にあった夜に
家まで新しく宛がわれることになりました…