気まぐれ猫くんの手懐け方

次の日、反応を楽しみにいつもより早めに学校に着いた。

窓からちょうどよくそそsがれる日差しが気持ちよくて、

いつも通り机に突っ伏し、目を閉じていたら。


隣の席に人の気配がして、そのあとすぐに机にバッグが置かれる音がする。


さて、どんな顔をするかと思い目を開ければ。



「お、おっ、おはよう猫くんナニシテルノ!!?」



明らかに動揺して、昨日のことを意識しまくりの様子に、俺は大満足だった。

そう。

そうやって、俺のことであたふたしてて。


……だけどすぐに、このあと面倒くさいことが起きて。


こいつの友達が、血相変えて俺に食ってかかってきた。


こいつをどう思ってるのか、だとか

もてあそぶな、だとか。


悪いけど本当に面倒くさい。


しかしどうだ。


こいつから、信じられない言葉がかけられた。



< 135 / 273 >

この作品をシェア

pagetop