ねぇ、顔を見せてよ
「んで、結局…仲良くデキたわけね?」
「は…はい…」
紗由理さんと連絡を取り改めてお泊まりに来た今日…
待ってました!とばかりに
紗由理さんに根掘り葉掘り聞かれて
ついつい話してしまった…
(恥ずかしい…)
「可愛いなぁ紅子ちゃん…伏見くんが大事にするのもわかる」
「か、可愛くないです」
私からしたら整った顔の紗由理さんの方がよっぽど美しくてオチャメな性格がとても可愛らしい
「さ、さ、紗由理さんは彼氏さんってどんな方なんですか?」
「ん…そうねぇ…彼ったらすごく素敵なの…
顔は童顔だけど格好いいというか綺麗…で、手先が器用なのよ…明日来るから会ってやってね?」
紗由理さんが彼氏さんの話をするとき…とても可愛い
(恋する女性は凛とした美人も可愛らしくしてしまうんだ!)
妙に感動しながら…私は眠りについた
翌朝、5時半には紗由理さんは仕込みに入っていて
私は慌てて7時に着替えて下りる
「お早うございます!」
「ああ、おはよー紅子ちゃん!今サンドイッチあげるからイートインコーナーに居て?」
「はい…」
座っているとパンのイイ匂いで幸せな気分になる
(はぁぁ…美味しい、香りが既に美味しい…)
クンクンと鼻を鳴らしながら待っていると
紗由理さんのお兄さんがパンを運んできた
「はいよ、サンドイッチとクロワッサン」
「うわぁ!!有り難うございます!
ありがたくいただきます!!!」
手を合わせてからそれらを頂くと
じっとお兄さんがそこに佇んでいた
「あ、あの…?」
「ん…紗由理と仲良くしてくれてありがとう」
お兄さんは深々と頭を下げた
「わ、私こそ!紗由理さんのお友だちになれて
こ、こ光栄です!」
「あいつの目の事で中々理解されないからさ…
あんたみたいに無邪気になついてくれる人が居ると
オレ嬉しいんだ、これからもよろしくな?」
お兄さんは恐ろしく整った顔で優しく微笑んだ
「は…い」
(イケメン過ぎて直視できない…)
「じゃ、ゆっくりどうぞ」
続けてコーヒーも出してくれて、私は再びサンドイッチにかぶり付いた
ふんわりしたパンにシャキシャキのレタスとカリカリのベーコンと酸味のあるトマト
(し、幸せー)
美味しさを噛み締めていると
「うー、はよっ!朝飯食わせて、紗由理ー」
裏口から男性が入ってきた
見覚えのある顔だ
「あ?れ…?紅子ちゃん」
「河野さん!」
入ってきたのはイイモノ堂の河野さんだった
「は…はい…」
紗由理さんと連絡を取り改めてお泊まりに来た今日…
待ってました!とばかりに
紗由理さんに根掘り葉掘り聞かれて
ついつい話してしまった…
(恥ずかしい…)
「可愛いなぁ紅子ちゃん…伏見くんが大事にするのもわかる」
「か、可愛くないです」
私からしたら整った顔の紗由理さんの方がよっぽど美しくてオチャメな性格がとても可愛らしい
「さ、さ、紗由理さんは彼氏さんってどんな方なんですか?」
「ん…そうねぇ…彼ったらすごく素敵なの…
顔は童顔だけど格好いいというか綺麗…で、手先が器用なのよ…明日来るから会ってやってね?」
紗由理さんが彼氏さんの話をするとき…とても可愛い
(恋する女性は凛とした美人も可愛らしくしてしまうんだ!)
妙に感動しながら…私は眠りについた
翌朝、5時半には紗由理さんは仕込みに入っていて
私は慌てて7時に着替えて下りる
「お早うございます!」
「ああ、おはよー紅子ちゃん!今サンドイッチあげるからイートインコーナーに居て?」
「はい…」
座っているとパンのイイ匂いで幸せな気分になる
(はぁぁ…美味しい、香りが既に美味しい…)
クンクンと鼻を鳴らしながら待っていると
紗由理さんのお兄さんがパンを運んできた
「はいよ、サンドイッチとクロワッサン」
「うわぁ!!有り難うございます!
ありがたくいただきます!!!」
手を合わせてからそれらを頂くと
じっとお兄さんがそこに佇んでいた
「あ、あの…?」
「ん…紗由理と仲良くしてくれてありがとう」
お兄さんは深々と頭を下げた
「わ、私こそ!紗由理さんのお友だちになれて
こ、こ光栄です!」
「あいつの目の事で中々理解されないからさ…
あんたみたいに無邪気になついてくれる人が居ると
オレ嬉しいんだ、これからもよろしくな?」
お兄さんは恐ろしく整った顔で優しく微笑んだ
「は…い」
(イケメン過ぎて直視できない…)
「じゃ、ゆっくりどうぞ」
続けてコーヒーも出してくれて、私は再びサンドイッチにかぶり付いた
ふんわりしたパンにシャキシャキのレタスとカリカリのベーコンと酸味のあるトマト
(し、幸せー)
美味しさを噛み締めていると
「うー、はよっ!朝飯食わせて、紗由理ー」
裏口から男性が入ってきた
見覚えのある顔だ
「あ?れ…?紅子ちゃん」
「河野さん!」
入ってきたのはイイモノ堂の河野さんだった