雪の日 ~Cross Heart~
窓の前にクッションを置いて、その上に座る光平。


体半分ひねって、あたしを見ている。


……今、なんていったの?


「……え?」


彼の言葉が信じられなくて聞き返すと、光平はもう一度いってくれた。


「だから、春陽もこっちに来いよ。っていうか、来て」


……やっぱり、聞き間違いじゃない。


『こっちに来いよ』っていってた。


『来て』って……いってた。





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