七瀬クンとの恋愛事情
「………ん…」
塞がれた唇と離れられない態勢に、つい
諦めてそれに応えると
突き上げるように下から強引に押し当てられた彼のキスは、もっと深く絡み合わせようと甘い舌先がゆっくりと誘いをかけてくる
態勢を引けないまま、私は腕を彼の首にゆっくり絡ませた
改めてここ最近の忙しさを理由に、この柔らかな甘い感覚を遠ざけていた事に気付かされる
それに加えて昨日距離をとられた寂しさからつい…
が、
そのままさらに調子にのった彼の手がスススッとブラウスをゆっくりと押し上げて、指先のくすぐるような感覚が肌を伝い、
その敏感に思わずピクリと反応してしまった
「ふぅ………んン〜〜〜っ!」
こらこらこらこらぁっ!!
こんな時間から何盛ってるんだっ!
ってか
今就業中だってこと、忘れちゃダメでしょっ
「ちょっ、ちょっとま……っ!」
奴の胸を力の限り押して、すでに下着の下まで入りこんだ手を引っ張り上げた
顔上げて目を合わせ睨みつけると、ニカッと歯を見せながら口角を上げた七瀬くん
ホールドされた腕まで外せないまま、ムウっと頰を膨らませる
「倫子さん、週末は俺ハンバーグと倫子さんが食べたいな」
なのに、お構いなしに熱い吐息を交えながらそう言う、そして再びニカッと私にその屈託のない笑顔を向けてきた
「か…考えとく」