ひざまずいて、愛を乞え~御曹司の一途な愛執~
(取って食わないんじゃなかったの!?)
「んっ……」
緊張で強張る葵に、
「口開けて……」
「はっ……」
「そう……それでいい」
蒼佑の舌が口の中に滑り込み、口蓋をなめあげ、舌を絡める。唾液をすすられ、流し込まれ、深く深く、口づけていく。
同時に、蒼佑の手がバスタオルの下に滑り込んできて、一瞬ハッとしたが、優しく肌の上を撫で、柔らかくつまみ、なだめるように触れていく蒼佑の指先に、次第に体から、力が抜けてしまった。
そのくらい、蒼佑のキスも、体を撫でていく指先も、なにもかもが気持ちよかった。
(嘘、どうしよう……私絶対、へんなかお、してる……)
だが、葵は抵抗できない。
声を押さえようとしても、気が付けば漏れている。
バスタオルはとうにはがされていた。生まれたままの姿を蒼佑に晒している。
だがもう、恥ずかしいとさえ感じる余裕がない。
ただ、蒼佑の指先が、葵の足の間にするりともぐりこんでいき、そこで羞恥よりもずっと強い快感に襲われてしまったときは、思わず、「いや」と口走っていた。