ひざまずいて、愛を乞え~御曹司の一途な愛執~

 このままではのぼせてしまうからと、蒼佑は新しいバスタオルで葵を包み込み、抱き上げて、ベッドへと運んだ。
 かいがいしく、葵の体中の水気を拭きとり、まとめていた髪をほどき、それから自分の裸を拭いて、冷蔵庫から持ってきたペットボトルの水を、口移しで飲ませる。

「ありがとう……」

 葵はそう言って、自分の上にのしかかっている蒼佑を見あげた。

 お水も美味しかったし、なにより裸の体に、冷たいシーツは気持ちよかった。

 だが、湯上りの蒼佑の目も、体も、自分よりずっと熱そうだが、大丈夫なのだろうか。

 葵は片手を伸ばして、蒼佑の頬に触れる。
 やはり、自分が想像しているよりずっと彼は熱をはらんでいた。

「――熱い」
「そりゃね……」

 蒼佑はかすかにかすれた声で、ささやく。

「俺をこんな風に熱くさせるのは、君だけだ」

 そして急に、切羽詰まった様子で、葵の体に、正面からギュッと抱きついた。

「愛してる……葵……。君のなにもかも、全部、俺のものにしたい……!」

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