Happy Birthday~大切な人に贈る言葉~


その後、私と佐渡さんは近くの遊園地に行って楽しんだ。


日が暮れ始め、最後は観覧車に乗ることになった。



「では、いってらっしゃーい!」



そう言って係員がドアを閉めると2人だけになった。



「今日は楽しかったですね!」


「そうですね!楽しかったです!」


久しぶりに楽しんだ気がする。


心も少し‥軽くなってる‥。


「でも、なんでOKしてくれたんですか?いつもだったら、断りますよね?」


「‥佐渡さんは‥大切な友達ていますか?」


「えっ!?ま‥まぁ‥。」


男嫌いの私はなぜか、愛梨紗のことを佐渡さんに話したいて思った。



「私にも幼稚園から高校まで一緒だった、友達がいるんですよ。でもその子、来年結婚するらしいです。」



「へぇー、そうなんですか!めでたいですね!」


佐渡さんは嫌がりもせずに聞いてくれている。


「でも‥結婚式に私‥呼ばれなかったんですよね‥。」



「えっ!?」


「悲しくて‥悲しくて、仕方なかった。裏切られたような気分で‥だから‥私はきつい言葉を言わなかったり、デートにも気分転換のつもりで応じたんたんです。ごめんなさい。私は‥デートなんて気分転換しか思ってなくて‥佐渡さんには申し訳ないて思ってます。佐渡さんは真剣にデートをしてらっしゃったのに‥」



涙が溢れでる。こんなにも申し訳ないと思ったことはない‥


なんでだろう‥なんで‥佐渡さんを前にするとこんなにも‥苦しくなるんだろう‥




「知ってましたよ、そんなこと。」


「えっ!?」


見るとそこには真剣な顔をした佐渡の顔があった。


「最初から、須永さんが気分転換ぐらいの気持ちで参加してるんじゃないかって思ってました。デートに誘ったのも、気分転換が狙いだったんですよ。」


「だったら‥なんで‥」


「だって、須永さん、すごくつらそうな顔してたから‥。好きな人がそんな顔してたら、誰だって助けてあげたいて思うのは当然でしょう?」



「‥‥‥‥‥。」




全部‥わかってたんだ‥。私が何かに悩んでいること‥。わかったうえで‥一緒にいてくれたんだ‥。



「‥その友達に1度、連絡とってみなよ。須永さん、勝手に嫌いになったて思ってるだけだと思う。何か、理由があるんだよ。気になることは自分で確かめることが大事なんだよ。」



そう言うと佐渡さんは私の目からは溢れ出す涙をふいた。


「‥怒らないんですか?私が、真剣に‥その‥デートを‥」



「俺は今日、須永さんと一緒にいられて楽しかったよ。怒る必要がどこにあるんだよ。」


佐渡さんは笑いながら言った。


「ちょっとずつでいいからさ‥俺に近づいてきてくれよ。すぐにとは言わない。ちょっとずつ、ちょっとずつね。」



「はい!ありがとうございます!」



観覧車てこんなにもいい乗り物だったんだね!
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