Happy Birthday~大切な人に贈る言葉~


「はい!出来たよ!」


「おぉ!すごい!!」


食卓には豪華な夕飯が並びしかもケーキも並んでいた。


「でしょう?じゃあ、食べよう!」


「ちょ‥ちょっと待って!」


私は今にも食べ始めそうな愛梨紗を止めた。


「愛梨紗に聞きたいことがあるの‥。」


「何?」


愛梨紗もはしを机の上において私の方を向いた。



「結婚式のこと‥なんだけどさ‥。あれ‥なんで、私だけ教えてくれなかったの?私のこと呼ばないつもりだったの?」


「えー。それ、誰から聞いたの?英莉紗には内緒にしておきたかったんだけどな‥。」


そう言うと、愛梨紗はかばんの中をさわり始めた。


やっぱり‥愛梨紗は私のこと‥


涙がにじんでくる。


「はい。英莉紗。これ結婚式の招待状。大事に持っててね!」



そう言って愛梨紗は私に封筒を渡した。


それは紛れもなく、結婚式の招待状だった。


「な‥なんで‥?」



「私さ‥実はLINEて好きじゃないんだよね‥。英莉紗じゃないけど、LINEで告白してくる男てどうなの?て思うときあるぐらいLINEて苦手。地元とかのメンバーには一人ずつ、結婚するていうことを言ったけど、英莉紗にはどうしても直接知らせたくって。だって英莉紗はさ‥」



そこで、愛梨紗は言葉を切って私の目を真っ直ぐに見つめながら言った。



「私にとって、大切な友達だから。幼稚園から高校までずっと一緒でさ、英莉紗と楽しい時間を過ごさせてもらった。だからさ‥こんなにめでたいことをLINEですませたくはなかったんだ。ちゃんと、会って話したかった。ずっと、黙っててごめんね。中々、会いに行けなくて‥」



私の目からは涙が溢れだした。



「よかった。‥よかったよ‥。愛梨紗に嫌われたんだと思ってた‥。」


「嫌いになるわけないじゃん!!嫌いなら、こうやって会いに来ないし、それに!あの時、金欠だったのにパンケーキ
をご馳走したりたんかしないよ!まったく、もう!!」



そう言うと愛梨紗は私を抱きしめた。


「ねぇ、英莉紗。‥私は、結婚して新しい家庭を持つことになって会う回数とかすごく減ると思うけど、私はずっと英莉紗のこと友達だと思ってるからね。そのこと忘れないで。」


「うん。忘れない。友達を疑った私の方がどうかしてたよ。」



「本当!私はそんなことしないって。‥私は英莉紗に出会えて本当によかった。英莉紗ありがとう。それと‥お誕生日おめでとう。」


そう言うと愛梨は私から離れた。


「ところで、英莉紗はどうなの?彼氏いるの?」



ドキッ!顔が赤くなるのがわかる。







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