Happy Birthday~大切な人に贈る言葉~
結局、私は圭太くんと一緒に帰ることにした。
「‥さっきは‥ありがとうね。保健室に連れてきてくれて。」
「別にあんなのいいって。いつも手当てしてもらってるし。‥それに、今日の試合は見ててちょっと怖かったんだけど。」
「怖いて何が?」
私は圭太くんが何に怖がってたのか分からなかった。
「星野の‥サーブ‥とか。」
「あ‥あぁ、あれも見てたんだ。あれは、たまたま私が打ち返せなかったから顔に当たっただけで‥。」
「なぁ、お前と星野、何かあったのか?」
ドキッ!!
(圭太くんに近づかないで!)
そんな声が思い出される。
「ううん。何もないよ。‥笹江くんはさ‥星野さんのこと、キープしてるて本当?」
「はぁ!?誰がそんなこと言ったんだよ!」
驚くほどに圭太くんが私に詰め寄る。
「だ‥男子たちが‥。」
「あいつら‥。俺は星野のことキープなんてしてないし、好きでもないよ。」
意外な返答だった。
「えっ?本当に?付き合ってないの?」
「付き合ってるわけないだろ。嘘ついてどうするんだよ。」
「そっか‥。」
なぜか、私は安心していた。
なんでだろう‥。
「あれ?安心した?俺に彼女いないて分かって。」
見ると圭太くんは面白そうに笑っていた。
「べ‥別に安心してなんか‥ない。」
私の顔が赤くなるのが分かる。
「まぁ、いいや。もう無理してあんな球とるなよ。」
そう言って圭太くんは、私の頭をなでた。
さらに私の顔は熱くなる。
「う‥うん。」
私、なんでこんなにもドキドキしてるんだろう。