最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
好き

隼人

愛してるわ

なんて言葉は聞きなれてた。

その言葉にグッとくることも

そそられることもなかったなぁ・・

なんて

思い出しながら

大和が紡ごうとする言葉の先を想像して生唾を飲んだ。

可愛い大和

俺だけの女

こんな言葉1つに照れてる・・

もういいから食らいつきたくなる・・

「ん?」

俺は急かすようにその赤くなった顔を覗き込んだ。

大和は目をぎゅっと瞑り言った。

「好き・・。」

あーーーっ

おれは高校男子か!!!

大和の許可を得ないまま、ぎゅっと抱きしめる。

「ちょっ」

「隼人、大好き。は?」

このまま抱きしめて腕の中で溶かしたくなる。

そうしたら俺の一部となって永遠に一緒に居られるんじゃないのかって・・

ずっと・・

「なんでそういうこと言わせるのよぉ・・。」

大和は困ったみたいに喘いだ。
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