最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「大麦はしたいようにしたら良いって言ってくれてるんで、続けようと思います。」

「いいなぁ、理解があって優しくて、頼りになって、アッチも強い、言うことなしですねぇ。」

「ねぇ。」

私はにんまりと堪え切れない笑みを唇の端に溜めて頷いた。

「森さん壊れてるわね。しかし、そうなると、問題が起きないと面白くないって話しよね。」

「ですよね、また所長の元カノが出てきて一悶着起きないですかね。」

おいおいおい

やめてよ、冗談じゃない!

そこは、だな

そこは未だにわたしもすっかり安心ってところではないのだから・・

「この動揺がすぐに顔にでるところが面白いのよね。」

「分かるぅ、ハッピーエンドもいいけど、それだけじゃねぇ。」

いやいやいやいや

もう十分いろいろあったじゃないですか!
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