最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
と、声を大にしてツッコミたい気持ちをぐっと堪える。

私は愛されてて、とりあえず今は幸せの絶頂にいるんだから・・

うんうん・・

柳生さんははーっと深く息を吐いて言った。

「ま、冗談はそのくらいにして、幸せそうで何よりよ。」

「ですねっ、おめでとうございます!」

「まだ、、、結婚したってわけじゃないけどね。」

あーもうすでに揺さぶられて気持ちが少し萎えてるのが自分でも分かる。

なんでだ・・私・・

「もー冗談よ、冗談。ね、子供はどうするの、作る予定?」

「所長強そうですもんねぇ、野球できるくらいとか考えてそう。」

わー笑えない・・

「そんな大量生産は無理よ、もう何歳だと思ってんの?」

と、私ではなく柳生さんが答えた。
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