もしも、君と。
「ああ。だって今まで女に興味なかった奴が
電話で愛してるって言ったんだぜ?
正直まじで驚いた!
本当にマジで好きで幸せだったと思うよ。」
「龍也が幸せだったなら…よかった…。」
胸に熱いものが込み上げてきて、
思わず泣いてしまう。
「…真梨恵ちゃんは?」
「え…?」
「あいつの事どうだった?」
「…もちろん幸せだったし、大好きだったよ…。」
「そっか…!」
来た道を車で走り、駅まで戻って来た。
「本当は車で送ってやりたいんだけど、
明日朝早くてさ。ごめんな。」