お前だけが欲しくて


目を覚ますと、ホテルでもない知らない部屋にいた


「……ここ、どこ?」


「俺の家だ」


扉から宮園が入ってきた


「私、帰ります」


「……帰すと思ってんのか?」


そう言うと宮園は私に噛みつくようにキスをした


「……や、め……て」


胸板を両手で押しても宮園はびくともしない


宮園は私の両手を片手で掴みあげて、ベルトで縛る


そのまま乱暴に私の服のなかに手が入ってくる


せめてもの抵抗で宮園を睨み付ける



「煽ってんの?」



そう言ってくる宮園は酷く妖艶で、ゾクリとした






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