お前だけが欲しくて


嫌がる私の中に勢い良く宮園が入ってくる


「ククッ……気持ちいいんだろ?

いやがっておきながら、ホントは俺が欲しくて堪らないんだろ?」


「きもち、良くなんか……っ!……動か……ないで」


「ははっ……動いてねぇよ

凛華の中が勝手に動いてんの」


「そんな……わ、け…」


宮園が私の耳に口をよせる


「俺の声に感じちゃった?

それとも縛られるのがよかった?

酷いこと言われて感じちゃった?」


「や、めて…」


面白そうに言ってくる宮園

悔しくて涙が溢れる


でも、耳元で囁くから宮園の吐息が私の耳にかかって私は宮園を締め付ける


「俺が、欲しいんだろ?

まだ動いてねぇのに、こんなに締め付けてくるとか………淫乱な女…」


「……っ!」


あまりにも宮園の声が妖艶で、甘くて

まだ宮園が動いていないのに私は上り詰めた



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