お前だけが欲しくて


絢斗は、私の首筋に顔を隠したまま尋ねる


「それで……凛の我が儘って何なの?」


「……絢斗が、他の子からチョコを貰うのが嫌だったの」


恥ずかしくて俯きながら話す

顔が真っ赤なのが自分でもわかる


「それ、我が儘じゃないから

凛に妬きもち妬いて貰えるとか、愛されてるって実感できて安心する

これからは、こう言うこと遠慮せず言って」


「絢斗……」


顔を上げた絢斗とキスをする


「んっ……んぅ」


絢斗が優しく絡ませる舌に、私も応える

気持ちよくて体が熱に侵されていく

私の体から力が抜けきった頃、漸く解放される唇

少し寂しく思い、絢斗の顔を観ようとした


その瞬間、絢斗さ私と絢斗が向き合うように自分の脚に私を股がせた


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