君との距離5cm
「気にしなくて大丈夫です。私夜ご飯食べないので」


私がそう言う神咲くんは少し黙り込んで
少しして私に近づいた。


「白石さんがここに来たって事は覚悟してるってことだよね?」


突然そんな事を言い出した神咲くん。


私は神咲くんに誘われて首を縦に振った。
いつもなら絶対に断るのに。

視聴覚室で何も知らないくせに私の事を知った様に言う神咲くんに苛立ちを感じた。


神咲くんの言う"覚悟"は、
言われなくても分かる。


ほいほい着いてきたのは私だ。



「……私っーーー」



え?











バタンーーーー





私が口を開いたと同時に私はリビングのソファへと押し倒された。





「ちょっ……か、神咲くん…!?」


一瞬で冷や汗がでる。
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