白い華舞う季節に【仮】


キーンコーンカーンコーン



最後の授業が…今、終わった。



今日はもう特に何も無いらしいから、いつもならみんなが一斉に教室を出るんだけど…



舞華「ねぇ、蓮華…」


蓮華「ん?なに?」


舞華「なんでみんな帰らないの?」


蓮華「さぁ?なんでだ「まーいかー!れんかー!」ん??」



舞華「どうしたの?」



「舞華が入院する病院ってどこ?」



蓮華「あ!それ私も聞いてない!」



舞華「あ、えっと…南美病院ってとこ…」



「意外と近いね!」


「もっと離れてると思ってたぜ」



舞華「はは…」



「おい咲良田、今日いつ行くんだよ?」



舞華「学校終わってからだって話なんだけど…多分お兄ちゃんとお姉ちゃんが来ると思う」



「ここに?」



舞華「うん、多分…」



「じゃあそれまでお喋りしてよーよ!」


「さんせー!」


「みんなで写真撮らない?」


「でも帰った人…いない?」



写真…とりたいなぁ

でも帰っちゃった人いたら無理だよね。


あれ?


蓮華「なんか…全員いない?」



舞華「私もそう思った」



「ほんとだー!じゃ、先生呼ぼう!」



蓮也「俺もいるー」


「先生もいるじゃんかー!」


「ふふっみんな揃ってるね!」


「じゃあ写真とろう!!」


「みんな並べー!」


クラスのみんなはその声で並び始める。

私はその場にぼーっとして立っていると



「なにしてるの蓮華ちゃん舞華ちゃん!!」


「ふたり真ん中いけよ!」



と言われ、一番前の真ん中に連れ出された。

蓮華もぼーっとしてたんだなぁ…



舞華「ふふっ」


蓮華「え、舞華どうしたの?急に…」


舞華「ううんちょっと嬉しくて」


蓮華「そっか!ふふっ」


舞華「ふふっ」


私たちが2人で笑っているといつの間にか隣にいた蓮也くんも一緒に笑ってこっちを見ていた。


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