俺はいつも一歩遅くて…。
新しく動き出す。

部活動



ピピピピッ ピピピピッ


「ん〜…」


目覚ましアラーム…でもあと5分なら…
そう思いながらまた深い眠りにつこうとする



ドンっ



「グェッ…」


いきなり物凄く思い何かが、
お腹の上に乗った。


「おっはよーなずっ‼︎起きて〜」

なず…?
もしかして…凛!?!?


パチ


「わー‼︎凛の真似っこ作戦大成功〜」
「椿…」

目の前にいたのは椿だった。
椿が俺のお腹の上に座っていただけだった。

「でもこれで良い目覚めだったでしょー」
「はいはい。」


朝ごはんを食べて、支度も済ませる。

「いってきまーす。」

ガチャ

と玄関を開けると外には
もう真琴と椿がいた。

後は…


「いってきまーす‼︎」

凛だけだ。




いつもの道。いつものメンバー。
いつもの横断歩道。
本当に何にも変わらない。
でもオリエンテーションであった事は事実だ



「ねーねー凛、そう言えばさ〜?」
「まこ、どうしたの?」
「凛ってあの鈴木君と何かあった〜?」

「え!?」驚く凛。
「え?!」同じく驚いた俺。
「真琴…。」頭を抱えて呆れる椿。

「え!?私変な事言った?!」

「いや、良い機会だ。俺も気になる。
おい。なずなも気になるだろ?」

「え!あ、あぁ。」急に俺にふるなよ…

「オリエンテーションの時の帰りのバス
なぜか親しげに話しかけて来て…
2人ってもしかして…」

「な!何でも!何でもないよ!
私と鈴木君はただの友達…。」

「なーんだ。そっか〜」


ほっ


凛の口から改めて聴くと
友達と分かってても
やっぱりかなり安心するな…


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