秘密の糸Season1㊤
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❴回想❵

晋一君と出会ったのは私が22歳の時、


その時、晋一君は17歳で高校2年生だった。


当時私と秀一は大学のサークル仲間だった。


帰る方向が一緒で、よく一緒に帰っていた。


そしてしばらくして、


私達は付き合うようになった。


付き合っていた頃は、よく秀一の家に寄っていた。 


ある日、秀一の両親は実家で帰省していた。


その時私は、秀一の家に泊まっていた。


「もうすぐご飯出来るよ!」


「楽しみだなー清羅の手料理!早く食べたいなー!」


「もうちょっと待ってて♡砂糖借りるねー!」


私はそう言って、引き戸を開けた。


「あ!」


「どうした?」


「砂糖足りない…。」


「あ、じゃあ俺買ってくるよ!」


「ごめんね、秀一…。」


「いいよ、じゃあ行ってくるわ!」


そう言って秀一は、砂糖を買いに外へ出た。


秀一が出て行った後、私はご飯の支度をしていた。


その時


ガチャ


扉が開く音がした。
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