秘密の糸Season1㊤
あれから、秀一とよく喧嘩をするようになってしまった。


私が…晋一君を気になってしまうようになったからだ…。


そして、雷が鳴ったあの雨の日の午後


大学の帰りのバスで、晋一君にまた会ってしまった。


「なあ…最近ウチ来ないけどどうかした?」 


「ちょっと…秀一と喧嘩し続けてて…。」


私はその時、晋一君の目が見れなかった。


「ふーん…。あのさ、
兄貴、あんたの事スゲー心配してたからさ、連絡してあげて下さい。
それにあんたも兄貴の事好きだろ?
兄貴良い人だしさ。」 


晋一君は、私より全然大人だ。


だけど…。


今の私には晋一君に言われると辛かった… 


「ちゃんと話し合った方が良いと思う。」


「…そうだよね。」


「家で待っていれば?」


「うん、そうしようかな…」


そして私は、秀一と話し合うために須藤家に向かった。
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