秘密の糸Season1㊤
「へえ~食べてみたいな、美菜さんのハンバーグ。
誰かに作った事あるんですか?」


「…作ってました…。昔、大好きだった人に…。
私の作ったハンバーグ美味しいって言ってくれて…。
だけど好き嫌いが激しくて…
バレないように嫌いな人参こっそり入れたりして…」


私はいつのまにか話していた。



そして涙が、ポロポロと溢れ落ちた。



「…ごめんなさい。私…お手洗い行ってきます。」



そして私はお手洗いに向かった。




「どうして…こんな時に…。」




また、涼汰君のことを思い出してしまった。


「しっかりしないと…!」


そして私は、お手洗いを出た。


その時


手首を掴まれた。
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