秘密の糸Season1㊤
『いきなりメッセージ送ってごめんね。
君にはちゃんと、挨拶をしないと思って…。
…会社の辞令で異動する事になりました。
今日の夜、出ます。
今まで本当にありがとう^_^
楽しかったです』


そう書かれていた。


「…そんな…何で…?もう…会えないの?…嫌だ!」


あたしは新堂さんに、メッセージを送った。


そしてすぐに、返信が来た。


「16時40分半発!まだ16時!」


あたしはすぐさま着替えた。


そして貴重品を持って、家を出て走った。


新堂さんと出会えてから、数日間本当に楽しかった。


メッセージでのやりとりが毎日楽しくて、楽しくて、


趣味とか好きな物とかお互いたくさん分かった。


「はあ…はあ…」


ツイッターからの通知音が来るたびに、新堂さんからのDMと思いドキドキしてた。


来ない日は、すごく落ち込んだ…。


けど来たら、また気分が一気に上がって…


そんな短かな日々が、すごく幸せだった。


だけど彼女がいる事をあの日知ってから、


あたしは諦めた。


だけどやっぱり諦められなくて、


スマホを何度も何度も見てしまって、


そんな自分にまたイライラしてしまって、


一人で落ち込んで…。

スマホが鳴る時にはもう、身体が勝手に反応してしまっていた…。


それぐらい新堂さんを好きになった。
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