秘密の糸Season1㊤
【晋一side】

「お待たせ致しました!」


時計を見ると、もう20時を過ぎていた。


(…ったく鬼店長…何でこんな日に限って…
早く円花に会いたいのに…)


今日は休日だからやけに客が多い。


朝から俺はバイトに入っていた。


(ハア…)


その時、斎藤さんに声を掛けられた。


「須藤君もう上がって良いよー!お疲れ様ー!
遅くまでありがとう!」


「あ、はいお先に失礼します。」


そして俺は従業員に挨拶をし、颯爽と店を出た。


(早く…早く会いたい…!円花に…!)


そして、俺は家まで走った。



だけどその間、


俺の忘れていたあの時の事が、今更こんな形で掘り返されるなんて思ってもいなかった…。
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