秘密の糸Season1㊤
【秀一side】

円花と俺は何も話さなくなっていた。


2人きり…とは言ったもののどうするか…。

俺は悩んでいた。

その時

戸棚と目が合った。

(…確かアルバム入ってたよな?これで何とかするか…。)

そう思った俺は、円花に声を掛けた。


「あ!そうだ円花暇だろ?久々にアルバムでも見るか?あっちに行っている間の晋一の事知らないだろ?」

その時円花はキョトンとしていた。

(マズかったか…?)



「うん!見たい!」


だけど円花は満面の笑みで答えてくれた。


「よし、待ってろ。」



そして俺は戸棚からアルバムを取り出し、円花の元へ持って行った。


「はい。」



「ありがとう。」



そして円花は俺からアルバムを受取り、ペラペラとページをめくった。


「わあー!懐かしい!」



三人で写っていた写真がたくさんあった。



「だな!」


この頃から円花は可愛かった。


大事な大事な俺の初恋だ。



「ね!」


円花が振り向いた時、いつのまにか顔が近かった。



「わ、悪い!」




「う、ううん!」



そして俺は思わず、バッと目を逸らしてしまった。


その時、円花のハートのイヤリングが床に落ち転がった。







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