秘密の糸Season1㊤
「私があの時、きちんとお見合いしていればこんな事にならなかったのに…本当にごめんなさい…。」
「違う!俺が元々、父親に話してみろなんて勝手にアドバイスして…
結果美菜と新堂さんを別れさせて…
全部俺のせいだ!本当にごめん!」
あの時、涼汰君にアドバイスを貰えて嬉しかった。
だから私は、一歩前に進める事が出来た。
涼汰君のおかげなんだよ…?
「涼汰君…私ね、…涼汰君には本当に感謝してるの」
「え?」
「私、いつもお父様の言われたことは全部守ってきた。
今まで意見なんて、言ったことなかった。
ずっと…怖かった…。お父様に意見をするのが…」
あの冷酷な…血も通ってない…
あの…氷のような冷たい目を背けられるのがずっと…
ずっと…
怖かった…。
「美菜…」
「そんな時、涼汰君が私にアドバイスをして背中を押してくれた。
新堂さんと別れる事にはなってしまったけど、
でも私、お父様に初めて意見をした事後悔していないの。
だから…責めないで?ね?」
「美菜。」
「私は大丈夫、元々は全て私が撒いた種だから。
涼汰君はちゃんと彼女の元に帰って。
もう、これ以上涼汰君には迷惑かけられないから…
ここからは私が一人で立ち向かうから。」
涼汰君が戻ってきて嬉しかった。
だけどこれは、私が撒いた種。
撒いた種をここから回収するのは私。
その時、涼汰君が口を開いた。
「嫌だ」
「違う!俺が元々、父親に話してみろなんて勝手にアドバイスして…
結果美菜と新堂さんを別れさせて…
全部俺のせいだ!本当にごめん!」
あの時、涼汰君にアドバイスを貰えて嬉しかった。
だから私は、一歩前に進める事が出来た。
涼汰君のおかげなんだよ…?
「涼汰君…私ね、…涼汰君には本当に感謝してるの」
「え?」
「私、いつもお父様の言われたことは全部守ってきた。
今まで意見なんて、言ったことなかった。
ずっと…怖かった…。お父様に意見をするのが…」
あの冷酷な…血も通ってない…
あの…氷のような冷たい目を背けられるのがずっと…
ずっと…
怖かった…。
「美菜…」
「そんな時、涼汰君が私にアドバイスをして背中を押してくれた。
新堂さんと別れる事にはなってしまったけど、
でも私、お父様に初めて意見をした事後悔していないの。
だから…責めないで?ね?」
「美菜。」
「私は大丈夫、元々は全て私が撒いた種だから。
涼汰君はちゃんと彼女の元に帰って。
もう、これ以上涼汰君には迷惑かけられないから…
ここからは私が一人で立ち向かうから。」
涼汰君が戻ってきて嬉しかった。
だけどこれは、私が撒いた種。
撒いた種をここから回収するのは私。
その時、涼汰君が口を開いた。
「嫌だ」