私の上司は、イケメン住職様!?~番外編~
伊織の言っていることは正しい。
僕も産まれるまで、同じ事を考えていた。
だが父さんと話して一緒に居る内に
少しずつ気持ちは変わってきている。
父さんの考え方も正しいのではないかって……。
「僕は、君の考えには、賛成出来ない」
どちらが正しいか分からないけど……。
すると心愛が
「おじちゃ~ん!!」
明るい口調で言いながら
中年男性のところに行ってしまった。
あっ……心愛!?
また勝手に……。
呆れながら僕は、心愛と中年男性のところに行った。
後ろには、伊織が……。
『君達は!?私が見えるのか?』
「心愛は、死者の番人だから見えるんだよ。
家がお寺だし。
おじさんは、事故で死んでるのでしょ?
なんて成仏しないの?」