湖都子のポエム8

まだチャンスはある?


彼女に振り回される

分かってたけど
勝手すぎてたまについていけなくなる

お前以外考えられないよ
これ以上ないくらい好きだ
どんなお前だって愛おしい
守ってあげたくなる
お前の近くにいたかった

幼なじみの境界線を越えたかった
でも超えられないまま
お前は他のヤツに恋していた

一度は諦めた
でもお前は失恋した
まだチャンスはある?
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サッカーの強豪校をすすめられたけど、奈緖をおいかけて、この高校にきた。

本当は中学の卒業式のあと告白するつもりだったけど、その前に奈緖が大地にふられていた。告白できないまま高校に入学。

いつか、幼なじみの境界線を超えて……

残念ながら、奈緖と同じクラスになれなかった。それでも、奈緖が休み時間に遊びにきてくれると信じていた。でも、奈緖が遊びにきてくれることはなかった。

サッカーの部活の終わるのを待ってくれてると思っていた。中学の時みたいに……だけど、彩花しかいなかったんだ。彩花に聞くと、奈緖はもう帰っていた。朝も朝練があるから、一緒になることはない。朝練が終わった後、教室に向かってると……2人で仲良く歩いてる奈緖と知らない子をみかけた。絶対に俺に気づいたはずなのに、挨拶することもなく、俺の前を素通りしていく2人……まるで、俺なんて知らない……って感じで……2人を追いかけて、「無視すんな……バーカ」ちょっとおちゃらけて言った「あ、弘人くんおはよう……」と言った奈緖……よそよそしい……そして、今までのようにヒロと呼ばなかった。呆然とそているうちに、2人は去っていった。大好きなふわりとした笑顔もなかった……

もう……俺のことしか考えられないくらいめちゃくちゃ強く強く抱きしめたら……無理矢理にでも……なんて、こんなに好きな奈緖にそんなことできねぇ……

そして、奈緖と話せないまま……時間だけが過ぎていく






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