傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕
「そんなつもりなくても、
普通に考えてあり得ないだろ」
「でも…」
「とんだビッチ女だな、お前」
なんて言い方、
とこの時は思ったけど、
その言葉が発せられた
理由を知って納得することになる。
「いいから、お前、出てけよ。」
冷たい声。
随分と相手の男の子は
怒っているみたいだ。
朱理と思われる女の子は、
何も言わずに
隣の本棚の間を抜けて出て行った。
その直後に聞こえるため息。
声を掛けようか…
いや、
…でも
・・・・・・。
「…あの…」
「え?」
「もしかして、
久保田、くん、ですか…?」