愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
 私が実家の跡地へ着く頃には、傘も必要ないくらい雨足が弱まっていた。

 実家の跡地はもうすでに建物自体は取り壊されていて、今は空き地になっている。もともと敷地面積の大きかった場所だから、一見だだっ広い公園のように見える。

 まだ鷹野部長来てないみたい――。

 鷹野部長はここに来る。そうしたら何から話そう――。

 鷹野部長に伝えたいことは山ほどある。頭の中で言葉を組み立ててみるも、うまい具合にまとまらない。

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