由良先輩はふしだら





「美子、大丈夫だった?」


無事にジェットコースターを乗り終わることができて、私たちは出口へと向かう。


「はい!!落ちる瞬間の感覚はまだまだ怖かったですが、それでも、あの景色が見られたことが嬉しくって……!ありがとうございました先輩!あ、ちなみに先輩は、楽しかった、ですか?」



聞いておきながら、私が由良先輩の楽しみの邪魔をしたんじゃないかと反省。
こういう絶叫系って、苦手な人が1人いたら気を使っちゃうよね。


「よかった、怖いだけの思い出にならなくて」


サラッとそういう先輩にまた優しさを感じて好きになる。


「あ〜けどほんと、ひさびさにすっごいスッキリした!楽しかったわ〜ありがとうね、一番に乗せてくれて。中学の頃、友達とよく来てたからそれぶり」


「先輩に喜んでもらえたら何よりです!よかったです!」


『スッキリした』って言ってくれた。
少しでも、先輩にとってプラスになれていたら、すごく嬉しい。


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