由良先輩はふしだら
「正直、俺たちは君が由良とどうなってるとか別にどうでもいいんだよね。頼まれただけだし」
「頼まれ……」
「一応教えといてあげるけど、サッカー部のOBって言うのも嘘。まぁバスケ部だったから同じ球技っちゃ〜球技だけどなぁ〜!とにかく、俺たちには、美子ちゃんを怖がらせるって言う任務があるわけなんだけど、ちゃっちゃと終わらせたかったら大人しく言うこと聞いてよ」
「……っ、」
笑顔のまま、サラッと、平然とそう言いながら、グッと私の腕を捕まえた彼の手に鳥肌が立った。
「はい、とりあえず目隠しして」
右隣の人がそう言って、私に一枚のフェイスタオルを渡す。
渋々受け取るけど、手が震えてて思うように使えない。
「あ〜めんどくせ〜」
タオルを渡した人は、イラついたようにそう言うと、私からタオルを取って、あっという間に私から光を奪った。
キツく縛られていて頭が痛い。
どうしよう……このままだったら私、本当に。