由良先輩はふしだら


日高先輩は、私の隣に座ってゆっくりと説明しだした。


今回、私のことを脅す計画を考えたのは、日高先輩や由良先輩のクラスメイト、川澄杏樹(かわすみ あんじゅ)さん。


当時、バスケ部3年のアキトさんと1年マネージャーという関係だった2人は、最近再会して付き合うことになったとか。


でも、杏樹さんの本当に好きだった人は、ずっと前から由良先輩で。


なんでも、私の態度が気に食わなかったとか。
だから今回だけでなく今までの嫌がらせも全部、杏樹さんたちの仕業だったとか。


きっと、前に私を呼び出した先輩たちのうちの1人だろう。


「教室にスマホ忘れて取りに戻ったら、川澄があいつに電話してるところに出くわして」


淡々と説明する日高先輩。



「『由良くんの名前を出せば一発よ、あの子、彼しか見えてないから』って。すぐに美子ちゃんに何かあるって思って、広真に連絡した。それからは、まぁ、」


少し言葉を濁しだした日高先輩。


< 209 / 300 >

この作品をシェア

pagetop