由良先輩はふしだら


「だから、……俺と、付き合ってくれませんか?」


ほんの少し潤んでるようにも見える先輩の、茶色の瞳。


ドクンドクンと大きく心臓が鳴って、きっと今の私だって、顔の火照りは最高潮で。


「うっ、……はいっ!!当たり前です!!よろしく、お願い、しますっ!……うっ、大好きです!!」


片手の制服袖でなんども涙を拭う。
全然止まってくれないんだから。


「……っ、」


「由良、先輩?」


泣きながら大きく返事をしたのに、肝心の先輩の反応があまりにも薄くて、少し涙が引っ込む。


顔を背けてこっちを見てくれない。


「……先輩?」


思わず、先輩の顔を覗き込む。


「……っ、ヤバい」


ボソッとそう言った先輩は、まだ顔はうっすら赤くて。


「えっ?」


「…………どうしよう、嬉しすぎて、ヤバい」


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