由良先輩はふしだら
お昼に入る頃には、みんなからの質問攻めも減って。
今は、やっと、栞にちゃんと話せる時間ができたけど。目の前の彼女は、私のテンションとは打って変わって、いつも凛としててサバサバしてる栞と違う。
ぼーっとしてて、反応が薄くて。
やっぱり、私と由良先輩がより戻したこと、まだあんまりよく思ってないのかな。
「……栞?」
「……美子っ」
私が栞の顔を覗き込むと、ハッとした栞が顔を上げて私の名前を呼んだ。
「ん?」
「……ごめんなさいっ!本当にごめんっ!」
「……えっ?」
何に対してそんなに深刻そうに謝っているのかわからなくて、思わず首をかしげる。
「栞……急にどうしたの、顔あげてよ」
頭を下げたままの栞にそういうけど、栞はブンブンと首を振ったまま顔を上げてくれない。