由良先輩はふしだら


その日のお昼休み、もう慣れた外階段に腰を下ろして、風邪にあたりながら由良先輩が来るのを待つ。


やっぱり……日高先輩、私が嫌がらせ受けてることにすぐに気付いたよね。


朝におきた出来事を思い出す。


っていうか、日高先輩、由良先輩と友達なんじゃないの?なんで友達の仮にも彼女の私にあんなこと……。


『由良に愛想が付いたらいつでも俺のとこおいで。』


日高先輩は怖いって噂があるけど、あの発言や目を細めて笑う顔を見るとますますわからない人だ。


とにかく、日高先輩にも栞にもあんなこと言われたけど、私は先輩と別れる気なんてさらさらない。


キィ。


後ろから、少し錆びついたドアが開く音がして、振り返る。


「先輩、お疲れ様です!」


購買でお昼を買ってここにやってくる由良先輩をこうやって迎えてから始まる至福の時間を、誰にも奪ってほしくない。


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