プレシャス~社長と偽りの蜜月~
「今日からお嬢様のお世話をさせていただきます。浅田雅人と言います」

「わたしはゆうきあかね。5さい。よろしくね。まさと」

「よろしく。お嬢様」

俺が朱音の世話役になったのは13歳の時。

俺は小さな朱音の前に跪いて挨拶をした。

穢れのない美しい黒い瞳がまぶしかった。愛くるしいほどに可愛い存在感。


彼女は社長令嬢。


俺にとっては小さなお姫様。




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