プレシャス~社長と偽りの蜜月~
男性陣はリビングのソファに腰を下ろして、缶ビールを開けて酒を飲みながら談笑する。
以前は仲がいいと思わなかった二人。
今夜は仲良くお喋りしていた。
私の悪阻が収まったが、そのまま復帰するコトなく、正式に会社を退職した。
妊娠5ヵ月目に入り、少しずつ下腹部が赤ちゃんの成長と共にせり出して来た。
「まだ、余り目立たないわね・・・」
「まだ5ヵ月だから・・・」
「腹帯は貰ったの?」
「うん。母がそう言うのにはうるさいから」
「ふうん」
「弓香、缶ビール持って来てくれ」
樹彦はキッチンに立つ豊永さんの名前を呼び捨てる。二人の交際は順調な雰囲気を醸し出し、私は安心した。
以前は仲がいいと思わなかった二人。
今夜は仲良くお喋りしていた。
私の悪阻が収まったが、そのまま復帰するコトなく、正式に会社を退職した。
妊娠5ヵ月目に入り、少しずつ下腹部が赤ちゃんの成長と共にせり出して来た。
「まだ、余り目立たないわね・・・」
「まだ5ヵ月だから・・・」
「腹帯は貰ったの?」
「うん。母がそう言うのにはうるさいから」
「ふうん」
「弓香、缶ビール持って来てくれ」
樹彦はキッチンに立つ豊永さんの名前を呼び捨てる。二人の交際は順調な雰囲気を醸し出し、私は安心した。