アウト*サイダー

「ケイは、あれだね……そう、人見知りしちゃうタイプ、でしょう?」

 二人に言い訳するみたいにして私が言ったのを、彼は容赦なくぶった切る。

「別に違うけど?」

 えー……マジかぁ……。

 笑ってるけど須賀さんと篠田さんの方に顔を全く向けないあたり、話す気はないのか。

「これだけ愛されてりゃ、浮気の心配いらなくて楽そう」

「愛すより、愛されたいっていう真の女心!くぅーっ、分かってるねぇ」

 これを発端に、須賀さんと篠田さんの元彼、今彼の不平不満暴露大会が行われることになった。

 世の中には色んな人がいるんだなぁ、という平凡な感想しか出てこないけれど、他人事ではない。

 付き合っていく内に、相手へ不満を抱くことも抱かれることがあっても当然だろう。何気ない、さっきのやり取りでも、ケイに不満とは言わずとも違和感を感じた。

 誰にでも良い顔をしろなんて事じゃない。私だって人付き合いが苦手だ。以前、そういう所がケイに似ているとリョウスケは私に言った。けど、それは少し違うと思う。

「ケイは女子と関わりたくないの?」
< 236 / 466 >

この作品をシェア

pagetop