シンシアリー
・・・やはり、父上は犯人「首切り」が誰なのか、分かったのかもしれない。
だが、今この場で言う気はないのだろう。
父上のことだ、犯人を捕まえた上で、ハッキリさせるか。
又は・・・首切りをその場で処刑、つまり殺す覚悟ができているか・・・。
グッと引き締めた表情をしているセイヴィアーを見たユーグは、後者であるとハッキリ感じた。
「ユーグ、私が帰るまで母さんを頼むぞ」
「はい」
「それから」
セイヴィアーとユーグは、さりげなくエイダと距離を取った。
「何か」
「・・・あの御方・・姫様のことは、おまえがお護りしろ」
「父上・・・」
「これから何が起ころうともな」
セイヴィアーから並々ならぬ気迫と、緊張感を感じたユーグは、握りこぶしにした右手を逞しい左胸に当て、軽く頭を下げるという、騎士の敬礼を父親にしながら、力強く「御意」と答えた。
だが、今この場で言う気はないのだろう。
父上のことだ、犯人を捕まえた上で、ハッキリさせるか。
又は・・・首切りをその場で処刑、つまり殺す覚悟ができているか・・・。
グッと引き締めた表情をしているセイヴィアーを見たユーグは、後者であるとハッキリ感じた。
「ユーグ、私が帰るまで母さんを頼むぞ」
「はい」
「それから」
セイヴィアーとユーグは、さりげなくエイダと距離を取った。
「何か」
「・・・あの御方・・姫様のことは、おまえがお護りしろ」
「父上・・・」
「これから何が起ころうともな」
セイヴィアーから並々ならぬ気迫と、緊張感を感じたユーグは、握りこぶしにした右手を逞しい左胸に当て、軽く頭を下げるという、騎士の敬礼を父親にしながら、力強く「御意」と答えた。