シンシアリー
「カルワは、私の故国・アンドゥーラでは栽培されていませんので、実物を見たことはありませんでした。エストゥーラでも単に中継されるだけの品であるはず。なぜなら、この国では人体と環境に悪影響を及ぼすような毒(薬)と判断された物は、国内で所有することを禁じている。違いますか?」
「そ、それ・・証拠はっ!私がそのような悪しき物を手に入れたという証拠はあるのですか!」
「あの日。国王様が御病気になられたあの時。私は国王様の寝室を出た後、厨房へ行きました。実物のショウガを見るためです。生薬として使われているショウガも、私は本の挿絵でしか見たことがなかったので、実物を見ることに非常に興味があったのです。厨房へ行き、ショウガを見せてほしい旨を伝えると、召使の一人が生薬を収めている棚へ案内してくれました。ショウガは挿絵の通りの姿形、そして本に書いてあった通りの色をしていました。聞けばデュ・ラスさん、貴女は生薬のことにお詳しいそうですね。召使の何人かがそう言っていました。議員の皆さんやクリストフ宰相も、その事はご存知のようですが」とレティシアが言うと、元老院の議員の何人かは、賛同するように頷いた。
「そ、それ・・証拠はっ!私がそのような悪しき物を手に入れたという証拠はあるのですか!」
「あの日。国王様が御病気になられたあの時。私は国王様の寝室を出た後、厨房へ行きました。実物のショウガを見るためです。生薬として使われているショウガも、私は本の挿絵でしか見たことがなかったので、実物を見ることに非常に興味があったのです。厨房へ行き、ショウガを見せてほしい旨を伝えると、召使の一人が生薬を収めている棚へ案内してくれました。ショウガは挿絵の通りの姿形、そして本に書いてあった通りの色をしていました。聞けばデュ・ラスさん、貴女は生薬のことにお詳しいそうですね。召使の何人かがそう言っていました。議員の皆さんやクリストフ宰相も、その事はご存知のようですが」とレティシアが言うと、元老院の議員の何人かは、賛同するように頷いた。