ふたりの彼女と、この出来事。(旧版)
「なあに気にする事はない。私も教え子を妻にした口だからな。気が合えば教師も学生も関係ないぞ」

って、何ニヤけて言ってるんですか。

「さあどうなんだ、二人はこの一年間、仲良くやっていたと思うんだが?」

って、ナニ煽るような事言ってるんですか!

「うん確かに、先生といると居心地良いかも…」

ってオイオイ、君まで口車に乗るなよぉ。

「この際乗り換える?」

「早くしないとミライさんに盗られちゃうかもよ?」

って、ナニ囃し立ててるんだよ君たちもっ。

「…」

ホラ、すっかりその気で見てるじゃないか!

「じゃ、後は若い者達に任せるとしよう。私はこれで失礼するよ」

って教授ぅ!

(チョット待ってくださいよぉ…)

またややこしくしてくれましたねっ。僕を困らせてそんなに楽しいですか?と、教授が隣の教授室へ出て扉をバタンと閉めた途端、院生たちがバタバタと広海君の傍へと寄り集まった。
< 82 / 324 >

この作品をシェア

pagetop