ふたりの彼女と、この出来事。(旧版)
「…それでそれで、話の続き」

「本気で乗り換える気?この前彼とケンカしたばっかりだって言ってたじゃない?」

と身を乗り出して話し掛ける院生たち。ホントか?

「う、うん…」

と溜息をつく広海君。珍しく目が泳いでる。そうか、何かあったんだな?

「ちゃんと仲直りしたの?まさかアンタ、また裸足で追いかけたり、泣きながら問い詰めたりしてないでしょうね」

「それはもうしないって」

ってオイオイ、今までナニしてきたんだか。

「でも何かしたんでしょ。もったいないよそういう性格。大人しくしてれば絶対モテるんだから~。頑張りなよっ」

うんうん、そうだよ広海君。僕なんか相手にしなくても。

「そうそう。こういう時は考えてもしょうがないからさ、カラオケ行ってパーッと歌わない?ミライさんの歓迎会も兼ねてさ」

と話を切り出すルミちゃん。ん、イヤな予感。

「…そうね、行っちゃおっかな♪」

とパッと明るい声をあげる広海君。マズイな。このままだと、

(みんなで一緒に夕食!って話になりそうだな)

そうなると断りにくいゾ。
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