夢の言葉と約束の翼(上)【夢の言葉続編⑤】

その姿があんまり幸せそうだから、いつの間にか罪悪感とか薄れていって……。
俺も自然と表情を緩ませた。

そんな俺を見て、ギルもまた一層と微笑む。


「いいプレゼントのセンスしてんじゃん」

「ほんとっ?ヴァロン君にそう言われると、自信がでるな〜。
……よし!そうと決まったら、何としてもあの宝石箱を買わなきゃね!」

そう言って、拳を握り締めて気合いを入れているギルはとても眩しかった。
夢の配達人白金バッジの俺よりも、キラキラと輝いていた。

特に何の目標もなく、ただひたすら仕事を熟す俺とは違って、愛する家族の為に働くギル。


……俺には、想像も出来ない姿。
誰かの為に、なんて考えられない。

そんな俺に、ギルは突拍子もない事を言う。


「あ!そうだ、ヴァロン君!
そろそろ家に遊びにきてよ?アカリを君に紹介したいんだ!」

「……は?」

遊びにきてよ、はともかく……。
奥さんを飛ばして一気に娘を俺に紹介したいというギルの言葉に、俺は首を傾げた。
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