夢の言葉と約束の翼(上)【夢の言葉続編⑤】
【小さな島】
「やっぱり。
ここに居たんですね、ユイさん」
リディア母さんのお墓の前で屈んでいる私に、声を掛けてくれたのはレイさん。
チラッとその姿を横目で確認すると、すぐさま目を逸らして俯いた。
少し前までの自分と同じ紺色の制服を着ているレイさんは、今の私には痛く突き刺さる。
「……帰って下さい」
これ以上、見たくなかった。
彼が嫌いな訳ではない。
その制服を着たレイさんを見ていると、嫌でも思い出してしまうからだ。
弱い自分に負けて、調査員の仕事を投げ出して、逃げてきた自分を……。
そう。
謹慎処分を受けた私は、あれからずっと自宅に引きこもっていた。
何とか、変わりたいと願って一人で考えていた。
ーーけれど、何も変わらなかった。
「やっぱり。
ここに居たんですね、ユイさん」
リディア母さんのお墓の前で屈んでいる私に、声を掛けてくれたのはレイさん。
チラッとその姿を横目で確認すると、すぐさま目を逸らして俯いた。
少し前までの自分と同じ紺色の制服を着ているレイさんは、今の私には痛く突き刺さる。
「……帰って下さい」
これ以上、見たくなかった。
彼が嫌いな訳ではない。
その制服を着たレイさんを見ていると、嫌でも思い出してしまうからだ。
弱い自分に負けて、調査員の仕事を投げ出して、逃げてきた自分を……。
そう。
謹慎処分を受けた私は、あれからずっと自宅に引きこもっていた。
何とか、変わりたいと願って一人で考えていた。
ーーけれど、何も変わらなかった。