嫌いなアイツとの恋愛のやり方
なんで? って。

「……彼女にでも作ってもらえば?」

小さく聞こえるか聞こえないかわからないほどの声は、確かに彼には届いたらしい。

「はあ?」

あっけらかんと答えられた声は間抜けな声だ。

「だっ、……だから! 昨日、一緒に帰宅していた綺麗な彼女に作ってもらえばいいでしょ!」

言うつもりなんてなかったのに。

感情が高ぶり思わず発したその言葉。

それに対して、一瞬考え込む仕草をした彼は、なぜか妙に納得した表情を見せた。
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